2025年6月17日に、Peak Designが新製品のPro Tripodを発表しました。現在は、まだ日本での取り扱いがなくKickstarterにてクラウドファンディングを実施している段階です。ページが英語なので、本記事では、これを日本語に翻訳して紹介します。
参考:Pro Tripod by Peak Design — Kickstarter
Pro Lite Tripod | Pro Tripod | Pro Tall Tripod | |
---|---|---|---|
重量 | 1.7kg | 1.9kg | 2.0kg |
収納長 | 48.8cm | 50.1cm | 58.1cm |
収納径 | 8.5cm | 9.3cm | 9.3cm |
最大高さ センターコラムあり | 162.5cm | 168.4cm | 197.4cm |
最大高さ センターコラムなし | 133.2cm | 138cm | 162cm |
最低高 | 15.8cm | 15.9cm | 17.3cm |
耐荷重 | 15.9kg | 18.1kg | 18.1kg |
セール価格 | $619 USD | $659 USD | $729 USD |
通常価格 | $799.95 USD | $899.95 USD | $999.95 USD |
イントロダクション:「We’re So Back(戻ってきたぜ!)」
6年前、Peak Designは三脚の常識を覆す新しい設計を提案しました。そして今、その経験と学び、そして「意味のある革新」を追求する情熱に加え、世界最高のアウトドア・ストーリーテラーの力を借りて再び登場します。
これは、Peak Designにとって15回目のKickstarterキャンペーン。なぜ私たちはクラウドファンディングにこだわるのでしょうか?
それは、外部投資(PEやVC)に頼らず、ユーザーに近い存在でいるためです。
Kickstarterの支援者との交流が、製品開発や高い品質、顧客サービス基準を作ってきました。
だからこそ、Kickstarterで新製品を発表し続けています。
今回の特典:27%割引でPro Tripodを先行入手可能!
この割引は2025年8月15日まで。支援内容によっては出荷時期が2025年10月〜2026年2月になります。
どのPro Tripodを選べばいい?)
この疑問を持つ人が多いのは承知しています。だからこそ、比較動画や、このページ下部のスペックセクションに豊富な情報を用意しました!
要点まとめ
- Pro:すべてのバランスが取れた万能モデル
- Pro Lite:軽量・携帯性重視(ただし剛性はやや劣る)
- Pro Tall:最大高さ・剛性アップ(そのぶん携帯性と軽さは劣る)
「Jimmy Chin?!(ジミー・チンだって!?)」
ジミーから電話がかかってきたら、そりゃあ出るでしょ。
アカデミー賞を受賞したアウトドア界のレジェンドにして、類まれなるストーリーテラーであるジミー・チンが、実はPeak Designの製品を愛用してくれていたんです。それを知った私たちはこうなりました:
- 子どもみたいに大興奮(ほぼ言葉も出ない)
- そして即座に聞きました――「ジミー、あなたに必要なのは何?」
彼の答えはシンプルでした:
タフな環境に耐えられる頑丈な三脚。かさばらず、使って楽しく、動画も撮れるもの。
そこから始まりました――
- 長年のユーザーフィードバック
- ジミーとそのチームによる継続的なテストと助言
- 製品を極限まで磨き上げるPeak Designの執念
こうして新しいフラッグシップ三脚シリーズが誕生しました。
ジミー・チンが出演する製品紹介動画も公開中!
Silver Launch Edition(シルバー限定モデル)

限定数量で登場する “ちょうど良いサイズ” のProサイズのみ。
Peak Designの三脚設計リードであるMaxは、制限のない自由な創造力を発揮して「シルバーアルマイト加工のPro Tripod」を試作しました。
仕上がりがあまりに美しく、「少量でもいいから絶対に製品化しよう!」という結論に。
このモデルは、数百本限定で製造される特別カラーです。
タイムレスな色合いと、最先端のプロダクトデザイン(自称)との融合!
Proサイズのみで展開され、売り切れ必至。気になる人は早めに支援を!
01Radical Architecture(革新的な構造)



「持っていかない言い訳なんてさせない。」
Peak Designの三脚設計哲学の核心は「空間効率」にあります。
具体的には、円形ではない脚やセンターコラムを用いることで、収納性を最大限に高めながらも、安定性や機能を一切犠牲にしないという設計思想です。
この発想は、過去に高く評価された「トラベル三脚(Travel Tripod)」にも採用されていたもので、今回の新シリーズ「Pro Tripod」でもその考え方をさらに進化させました。
従来のプロ向け三脚($2,000以上するものもあり)では、依然として非効率な円筒形の脚を使っており、5ポンド(約2.3kg)以上の重さにもなっています。この分野の刷新は「もはや必然」と考えています。
02Stability(圧倒的な安定性)

「大きな機材、過酷な環境――安定性を最大限に。」
プロの写真家や映像制作者は、今日も大型カメラ+大口径レンズを使い、過酷な環境で撮影しています。
それだけの機材を持っていっても、三脚が頼りないのでは意味がありませんよね。
この「Pro Tripod」は、以下のような場面でしっかりと安定した撮影ができるよう設計されています:
- 長秒露光
- 超望遠撮影
- 動画撮影(パン・ティルト含む)




どうやって安定性を実現しているか?
- より太く・強い脚
- CNC加工の部品(従来のダイキャスト製より高精度)
- 脚の節数を減らして剛性アップ
- フランジ構造のカーボン製センターコラム(設計を一新)
- 新開発のスパイク付き脚(オプション)
- カウンターウェイトフックで重しを追加可能(風対策に最適)
- 三脚の高さ自体があるため、センターコラムを伸ばさずに使える=より安定!
03The Pro Ball Head(プロ用ボール雲台)

撮影のためのすべての機能において“創造性”を優先。
しかもフルードパン(滑らかな水平回転)を内蔵。
Peak Designは、過去の「トラベル三脚」の経験をもとに、すべてを上回る新しい雲台を設計しました。






特徴:
- シングル・アジャストメントリング:操作が直感的で握りやすく、簡単に調整可能
- カメラの着脱がより安全かつ迅速
- フルードパン機構を内蔵(滑らかに動画パン撮影が可能)
- センターコラムを一番下まで下げても、15度の雲台角度調整が可能
新設計のカメラロックシステム(Arca互換)
- カメラを固定する仕組みを完全に刷新
- プレートロックリングを引くだけでガタつきをゼロに
- 最後にセーフティロックをオンにすれば、完全に固定
- 装着にかかる時間はわずか2秒未満!
一度この雲台を使うと、他の三脚ヘッドには戻れないかも!
04Incredible UX(驚くほど快適な使い勝手)
「使っていて楽しい三脚」がテーマ。
単なる機能だけじゃなく、体験そのものをデザインしています。

操作性の工夫いろいろ:
- 新設計の脚ロックカム:強度アップ、かつ開閉がなめらか
- CNC加工の角度調整ヒンジ:使用しない時はフラットに収まる
- 頑丈なセンターコラムフックで重りを吊るして安定性アップ
- 逆さ撮影も可能:フックを外して下からセンターコラムを装着
- ローアングル撮影も簡単:センターコラムを外し、雲台を90度傾ければすぐ対応
付属の六角ツールを収納できる秘密のスペース
センターコラム内に折りたたみ式六角レンチを収納可能!
この工具で以下が可能:
- ARCA互換プレートの着脱・固定
- 現場での簡易メンテナンス
さらに、Peak Designのソフトグッズ部門がデザインした専用キャリースリーブが付属。
ストラップ付きで持ち運びも便利!
05Video Shooting(動画撮影に対応)
今や誰もが動画に挑戦中。中にはアカデミー賞を獲る人も。
写真メインのユーザーであっても、動画を撮る機会はどんどん増えてきています。
Jimmy Chinとの開発、ユーザーの声、自分たちの制作フローを振り返った結果、ほぼすべての人が「動画撮影も視野に入れた三脚」を求めていると分かりました。
オプション追加で動画撮影にも本格対応!
Tilt Mod(チルトモジュール)




- 雲台に取り付けるだけで**フルードチルト機能(なめらかな縦回転)**を追加できるアタッチメント
- レンズ1本分ほどの小ささで、携帯性も◎
Pro Ball Headはもともとパン(横回転)機能があるので、Tilt Modを加えることで、パン・チルト両対応の動画三脚に早変わり!
Tilt Modの仕様(Q&Aより抜粋)
- 収納時のサイズ:
13.5cm × 8.2cm × 5.5cm - 装着時のスタック高(積み重ね高さ):
ハブ上部からチルトモジュール上部まで(最も低い状態)5.6cm - ハンドルの最短/最長(装着時):
13.0cm ~ 36.5cm - 重量(ハンドルを含む):
430g(0.95ポンド) - 耐荷重:
4.5kg(10ポンド)
一眼レフやミラーレスの動画撮影用途に最適化 - 素材:
- 再生アルミニウムの削り出し・アルマイト加工
- ステンレススチール製パーツ
- 高耐熱ネオジム磁石(マウント用)
- TPU製ハンドルグリップ
Pro Leveling Base(プロ用レベリングベース)

- 傾いた地面でも使いやすい20度の傾斜調整機能+水平器
- 標準の3/8インチネジに対応
- 三脚ヘッドをしっかり固定できる3つのセキュリティスクリュー付き
Pro Leveling Baseの仕様(Q&Aより抜粋)
- 未装着時のサイズ:
11.4cm × 7.8cm × 7.8cm - 装着時のスタック高:
5.6cm - 重量:
350g(0.77ポンド) - 耐荷重:
18.1kg(40ポンド)
ProおよびPro Tall三脚と同等 - 素材:
- 再生アルミニウムの削り出し・アルマイト加工
- ステンレススチール製パーツ

Creator Kit & Mobile Mount(スマホ対応)


- Peak Designのスマホアクセサリと組み合わせれば、スマホでの動画撮影も快適
- スリムリンク機構でスマホケースにマグネット固定
- Tilt Modと組み合わせれば、スマホでも本格的な動画撮影が可能!
※「Mobile Mount(収納式スマホマウント)」はセンターコラム内に収納可能。
※ただし、Tilt Modとの併用は不可
※縦位置撮影をするには三脚ヘッドの回転が必要
06The PD Ecosystem(Peak Design エコシステム)
すべては連携するように設計されています。
Peak Designのバッグ、パッキングツール、カメラクリップ、ストラップはすべて互換性を考えてデザインされています。
それはまるで組織されたオーケストラ、あるいはスマートな交響曲、パッキングのパレード!
Pro Tripodもその一部であり、以下のような製品との連携を想定:
- 既存のカメラストラップやプレート
- ARCA互換プレート
- (今後発売されるかもしれない)専用Lプレートなども視野に!
この連携力は、まさに「Peak Designファミリー」の真骨頂!
スペック


Pro Lite Tripod | Pro Tripod | Pro Tall Tripod | |
---|---|---|---|
重量 | 1.7kg | 1.9kg | 2.0kg |
収納長 | 48.8cm | 50.1cm | 58.1cm |
収納径 | 8.5cm | 9.3cm | 9.3cm |
最大高さ センターコラムあり | 162.5cm | 168.4cm | 197.4cm |
最大高さ センターコラムなし | 133.2cm | 138cm | 162cm |
最低高 | 15.8cm | 15.9cm | 17.3cm |
耐荷重 | 15.9kg | 18.1kg | 18.1kg |
セール価格 | $619 USD | $659 USD | $729 USD |
通常価格 | $799.95 USD | $899.95 USD | $999.95 USD |





Pro Lite (2025) | トラベル カーボン (2019) | |
---|---|---|
重量 | 1.7 kg | 1.27 kg |
収納長 | 48.8 cm | 39.4 cm |
収納径 | 8.5 cm | 8.3 cm |
最大高さ CCあり | 162.5 cm | 155.4 cm |
最大高さ CCなし | 133.2 cm | 130.3 cm |
最低高 | 15.7 cm | 14 cm |
耐荷重 | 15.9 kg | 9.1 kg |
脚段数 | 4 | 5 |
最大脚プロファイル | “Z” 41.7 mm | “A” 36.1 mm |
パンニング | ○ | × |
雲台 | PRO BALL HEAD | COMPACT BALL HEAD |
センターハブ | CNC-ED | DIE-CAST |
TILT MOD互換性 | ○ | × |

スケジュール
このキャンペーンでは、支援額や配送時期を柔軟に調整できるよう、2段階のリワード(報酬)出荷スケジュールを採用しています。
これにより、Peak Designは大規模な国際流通や新たな製造プロセス立ち上げと同時に、早期ユーザーにはより早く商品を届けることができます。
出荷予定時期:2025年10月〜2026年2月頃(リワードによって異なる)
2025年8月15日 クラウドファンディング締め切り
10月中 早期出荷プラン「GET IT ASAP」選択者へ商品発送(米国限定)
11月中 正式販売開始(標準価格)
12月~翌年2月 割引プラン「WAIT & SAVE」選択者へ商品発送
参考:Pro Tripod by Peak Design — Kickstarter
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